現象学の視線 分散する理性 (講談社学術文庫) [ 鷲田清一 ]

   

分散する理性 講談社学術文庫 鷲田清一 講談社ゲンショウガク ノ シセン ワシダ,キヨカズ 発行年月:1997年10月10日 予約締切日:1997年10月03日 ページ数:335p サイズ:文庫 ISBN:9784061593022 1 日常の藪のなかでー「日常性」の解釈と批判/2 一貫した変形ーデフォルマシオンとしての経験/3 共存のポイエティックー間主観的世界の生成/4 分散する理性ー「究極的な基礎づけ」という理念の破綻/補論 存在の作業場ーウィリアム・ジェイムズの「経験」論 われわれの「現実」や「経験」が、どこから来てどこへ行こうとしているのか、その移行の基礎的な構造を問うのが現象学である。

「経験」を運動として捉えたフッサールと、変換として捉えたメルロ=ポンティを中心に、現代思想の原点となった現象学的思考の核心を読み解き、新たなる可能性をも展望する。

著者の出発点をなす力作「ウィリアム・ジェイムズの「経験」論」を含む第一評論集、待望の文庫化。

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