理性の探求 [ 西谷修 ]

   

西谷修 岩波書店リセイ ノ タンキュウ ニシタニ,オサム 発行年月:2009年10月 ページ数:200p サイズ:単行本 ISBN:9784000255653 西谷修(ニシタニオサム) 1950年生まれ。

専攻、フランス文学・思想。

東京都立大学フランス文学科修士課程修了。

現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1(スペインで起こったこと/何ゆえの「結婚」か?/「平和」を駆逐する「安全」ー三年目の九月に/法は身体をどう扱か/名づけと所有ー「アメリカ」という制度空間)/2(慟哭のエレニーアンゲロプロスの“ギリシア”/人みなそれぞれの「アフリカ」を…ー『ダーウィンの悪夢』から/進化論とメビウスの帯/アトス山訪問)/3(アルジャジーラと報道の理性/グローバル化の三つのステージー宗教、政治、経済/腐敗する戦争/“思い出をもつ”ことの無惨/経済はいかにして倒錯したかーK ポラニーの後に)/4(沖縄、揺れる活断層/医における知と信ー医療思想史の試み/生命科学とサイバネティクス/いのちのかたち/思想としての経済学バタイユ/ポラニー/ジョージェスク=レーゲン/生きものの理性ー核を恐れる) 九・一一以後に、思想を語ることは無益か。

わたしたちを取り巻いている、不可解にして理不尽な出来事。

そこに露呈している「狂気」と「非合理」の諸相は、いかにして形成されたのか。

何を起源とし、どのような系譜をたどって、「今日」はあるのか。

言葉をもって、現代の世界と向かい合うための、ありうべき思考の筋道を求めて。

生きるために考え、歩くために「なぜ」と問う。

人として在ることの根拠への問いを、混沌とした思想の風景から収集する、反時代的目録。

本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他

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