お正月だよ!スタマイ祭り

スタマイ

さすがスタマイ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ

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ふむふむ、だからスタマイなわけですな♪

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「服部さん、もっとくっついてください、カメラに入りませんよ」「そんな写真ばっか撮ってどうすんの……」
夜景が綺麗に見えるクルーズ船で、私は最近買った自撮り棒を使って何枚か写真を撮っていた。服部さんはとても面倒くさそうにしながらも、しぶしぶ付き合ってくれる。「思い出残したいじゃないですか」「別に一生来られない僻地じゃあるまいし、また来ればいいだけでしょーよ」何でもないことのように気だるげに告げられたけれど、その言葉に私の胸は甘く締め付けられた。(また一緒に来てくれるつもりはあるんだ……)(っていうことは、今日のデート、楽しかったのは私だけじゃないって思ってていいのかな)服部さんはあまり表情に出さないし、言葉でも理解しきれないことがよくあるので嬉しかった。「よし、あっちでも撮りましょう!」「はあ……人の話聞いてますかね」「いっつも私の話を聞いてくれないのは服部さんのほうだってことはよく解ってます!」明るく切り返すと、諦めたような無言が返された。 そんなことがあった数日後、警視庁で仕事の話を進めていた時だった。「んー……あのメモどこにやったかね」
服部さんがメモを探して財布を取り出した時、中から1枚の写真が覗き見えた。(あれ?あの写真、もしかしてこないだの……)「あったあった。ほい、これそっちの課長くんに渡しといて」
「え?あ、はい、関さんに渡せばいいんですね」「……えっち。人の財布じろじろ見るもんじゃないでしょ」「あっ、すみませ……って、えっち関係ないですよね!?」思わず言い返すと、服部さんは薄く口の端を上げただけでケロリとして財布をしまった。「ほいじゃ、話は戻るけど」
「……はい」空気を切り替えられて、それ以上は何も言えなかった。(でも……わざわざ持ち歩いてるってことは、実は気に入ってくれてるのかな)そう思うと、あの夜の事を思い出しては、自然と顔がほころんでしまうのだった。 (*´艸`*)あぁぁ♡この話、耀さん目線も欲しい!!自分との2ショット、持っていてくれるなんて、キュンキュンしちゃう♡♡♡

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