スタマイの疑問は、ここで解決！詳細、レビューを見てみよう。

スタマイ人気ショップ

スタマイ ビミョーに非日常系学園ストーリー！

･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ
誠さんを捜査一課に連れて行った数日後――…。私は別の資料を受け取りに、再度捜査一課に来ていた。「蒼生、残念だったよねー」
荒木田「……」「興味ない俺は会えたって言うのに、ああ、運命ってなんて残酷なんだろう」荒木田「…別に。そこまで興味はないですから」「またまた～、無理しなくていいのに」「会いたくて仕方なかったって、顔に書いてあるよ～？」資料らしきファイルを確認している荒木田さんと、楽しそうな表情の服部さん。服部さんが荒木田さんをからかっているのは一目瞭然だった。「こんにちは。約束の資料を受け取りに来ました」「あぁ、そういえばマトリちゃんが資料を取りに来る予定だったっけ」荒木田「…俺、聞き込みに行ってきます」ため息を零した後、荒木田さんは拗ねたように立ち去ってしまう。「荒木田さ――…」「だ～め」
荒木田さんを追いかけようとした時、服部さんが私の手首を掴んで呼び止めた。「マトリちゃんが用事あるのって、俺でしょ」「蒼生を追いかけて行っちゃったら、俺悲しくて…意地悪するかもしれないよ？」「でも、荒木田さんの様子がおかしいように見えたんですけど…」「あれはただ拗ねてるだけだから大丈夫」「……？荒木田さんはどうしてあんな態度を…」「あいつ、都築誠のファンでしょ」「それなのに、この前は現場に出てて会えなかったからね、蒼生」服部さんは笑っているけど、少しだけからかわれている荒木田さんに同情してしまう。「また」「え？」「また蒼生のことを考えてたでしょ、本気で意地悪するよ、俺」「幸いにも聞き込みで、ここには誰もいないし」からかいの交じった笑みを浮かべながら、服部さんが私との距離を詰めてきた。「…誰もいないってことは、ここに戻ってくるってことですよね」「いいね、男に迫られても強気を崩さない凛とした態度」
「本気で惚れそう」冗談なのか、それとも本気なのか、服部さんの言葉から伺うことは出来ない。「ははっ、冗談だよ、冗談」「そんなに顔を赤くしちゃって、マトリちゃんは可愛いね～」「…そういう冗談は心臓に悪いのでやめてください」「はいはい、真っ赤な顔ですごまれても怖くないからねー」ひらひらと手を振りながら言う服部さんは、飄々としている。「マトリちゃんに渡す資料、まだまとまってないんだよね」「すぐに終わらせるから、適当に座って待ってて」「あ、はい…」さっきまでのからかいが嘘かのように、服部さんは真剣な表情で資料を纏め始める。（さっきの飄々とした服部さんと、目の前の服部さん…）（どっちが本当の彼なんだろう？）相手を翻弄するかのように変わる表情は、ある意味危うささえ感じる。「マトリちゃーん、そんなに熱烈な視線を向けられると俺も困るんだけどー」
「ね、熱烈な視線なんて向けてません！」「そーお？これ以上ない視線を感じたんだけどなー」（同じ上司という立場でも、関さんとは全然違うな…）（私、関さんの部下で良かった）そんな失礼なことを考えていると、ずいっと大判封筒を差し出された。「はい、これを課長くんに渡しといて」「確かにお預かりしました。今日か明日には関から連絡があるかと思います」「いやー、別に課長くんの声は聞きたいと思わないけど」「…仕事の話です」「分かってるって。本当に真面目で堅いよね、マトリちゃんは」「…荒木田さんも苦労してるでしょうね、服部さんの性格だと」「ほーん……マトリちゃんは蒼生が気になるんだ？」「そういうわけじゃなくて…」「…じゃあさ、俺しか考えられないようにしてあげようか？」
これ以上ないくらい、顔を近づけられ、思わず勢いよく後ろに下がってしまった。「マトリちゃん、それ失礼だから」「まあ、俺が蒼生をからかうのは愛情表現だよ、多分」（多分って付け足す辺りが全然信用出来ません…）だけど、相手を煙に巻くような態度の中に彼だけの真実があるような気がする。（…まさかね）頭を掠めた思考を振り払いながら、私は捜査一課を後にした――…。 (*≧ｍ≦*)耀さんでいっぱいにして欲しいです♡♡手首を掴んで呼び止められたら、一瞬にして落ちるわ(笑)しかし、耀さんお仕事早いですねぇ～